体験発表会(at 県立高校)

昨日、某県立高等学校の一年生を対象に(岡山市こころの健康センターと高校がタッグを組んで企画されたようです)、障害がある方たちのことを学ぶ授業がありました。そこで「実際の当事者さんから話を聞く」時間があり、今回はきのこ舎🍄の利用者Tさんが、「自分の障害や体験したことについて話をする」機会をいただくことになりました。講堂に集まって一斉に話を聞くスタイルではなく、生徒さんは教室の自分の席でタブレットを通じて話を聞くスタイルだったようですが、それでもかなり緊張しました、とはTさんの弁。

Tさんは「統合失調症」の診断を受けていますが現在は通院や服薬で落ち着いており、きのこ舎へも体調をみながら通所しています。発表会の前に原稿を読ませてもらったのですが、簡単ではなかったこれまでの道のり(発症、自分に合った病院探し、服薬の重要性、家族の方の病気への理解等々)がわかりやすく書かれていました。事前に生徒さんには「統合失調症という病気を知っていますか?」というアンケートがあり、3割程度は「病名は聞いたことがある」との回答があったようです。

これから社会に出ていく若い方たちに向けて、(将来一緒に働くことになる)「病気や障害がある仲間」への理解のきっかけになるような課外授業が行われたことは、双方にとってとても意義があることだと思います。